「ユナイテッド 93」 

2001年9月11日。アメリカ同時多発テロ。
あの惨劇から、もうすぐ5年になります。
「9.11」を描いた「ユナイテッド 93」を見てきました。
テロ実行犯の犯行前の様子から、悲劇の瞬間までが、刻々と描かれていて…。
有名な俳優は出演しておらず、誰が主人公というわけでもなく、
もちろん皆を救うヒーローもいません。
…だって現実に起こったことだから。
とにかく、飛行機の中の緊迫した状況が、淡々とリアルに表現されていました。
それだけに胸に迫り来るものがありました。
テロだと分かり、騒然とする機内。
そこから乗客たちは、それぞれの愛する人や家族に、
涙を流しながら電話で、「さよなら」を告げるのです。
もし私だったら…。そう考えられずにはいられませんでした。
そして残された遺族の方の気持ちは、はかり知れません。

エンドロールが流れ始めても、ほとんどの人がしばらく席を立とうとしませんでした。
いろいろなことを考えさせられる、いい映画だったと思います。

この世界で、このような悲劇は二度と繰り返されてほしくありません。
「9.11」で命を落とされた方々に、心から哀悼の意を表します。

by mary-officialbrog | 2006-09-07 23:12 | others  

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